平野啓一郎が「最も尊敬する作家の一人」として挙げるほど深い影響を受けた、森鴎外。『舞姫』『阿部一族』などの作品で知られる明治の文豪は、今年で没後100周年を迎えます。
その記念事業として、文京区立森鴎外記念館で特別展「読み継がれる鴎外」が開催されます。
展示では、平野啓一郎が選出した作家や研究者8名とともに鴎外を読み解き、取り上げた作品の関連資料などもご紹介します。鷗外をよく知っている方も、まだ読んだことがない方も、鴎外との新たな出会いが楽しめる特別展です。
【展示概要】
生誕160年没後100年記念「特別展 読み継がれる鴎外」
日程:2022年4月23日(土)〜7月31日(日)
会場:文京区立森鴎外記念館
料金:600円
企画協力: 平野啓一郎(小説家)
そして(!)、平野啓一郎のナビゲートで世界文学を読み歩く「平野啓一郎の文学の森」では、4月より森鴎外『舞姫』『阿部一族』を読み進めていきます。
一般的なイメージはややとっつきにくく、「教科書で読んだことあるけど覚えていない」という方も多いかもしれません。
しかし、平野啓一郎は作品に隠された「人間への優しさ」に感銘を受け、最も尊敬する作家の一人として挙げるほど惹かれ続けてきました。
「そういえばちゃんと読んだことない」という方も、すでに「大好き!」という方も、平野啓一郎のナビゲートで森鴎外作品の魅力を再発見しましょう!