家庭画報.com に、平野啓一郎の最新長篇『本心』にまつわるインタヴュー「小説家・平野啓一郎さんが最新作『本心』で描く世界」〔前編〕が掲載されています。
──『本心』では、AIによって変化する人間を取り巻く環境が描かれています。この小説はどんなところから構想されたのでしょうか。
小説は、いろいろな考えや思いが入り組んでひとつの形になっていくものですが、僕は10歳と8歳の子どもがいるので、この子たちが大人になった時に社会がどうなっているかについてはかなり真剣に考えるんです。今の教育プログラムにそのまま乗っていても将来が約束されるとはとても思えないし、彼らにどんな力をつけさせてあげれば、よりよく生きていけるだろうか、と。それが自分の世代が70歳になり、子どもたちが社会の中心になる時代がどうなっているかを考えようと思ったひとつのきっかけです。
インタヴュー「小説家・平野啓一郎さんが最新作『本心』で描く世界」〔前編〕
後編は、6月1日公開予定です!
ぜひご覧くださいませ。