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平野啓一郎 最新刊行小説『ある男』英訳版“A MAN”が特別プログラム “Amazon First Reads Program”8作のうちの1作に採択されました。

平野啓一郎の『ある男』(2018年9月文藝春秋より刊行、読売文学賞受賞作)の英訳版 “A MAN”(Amazon Crossing / 訳:Eli K.P. William / AGT:メディアドゥ・グループ/米国Media Do International)の発売を2020年6月1日に予定していますが、これは平野啓一郎にとって、初めての長編小説の英訳となります。

そして、正式発売に先立ち、“A MAN”が 特別プログラム“Amazon First Reads Program”8作のうちの1作に採択されました。

“Amazon First Reads Program”とは、毎月、世界中の作品から厳選の8作がおすすめされ、その中から1作を無料でダウンロードでき、数百万人のユーザーに届けられる仕組みです。対象ユーザーは、米国だけでも登録者が1億人を超えると言われている英語版Amazon Primeメンバーと、Amazon First Reads Programニュースレター登録者です。
正式発売は“Amazon First Reads Program”期間後の6月1日になりますが、該当メンバーは、正式発売前に該当作品のハードカバー版を購入することも可能になります。
“Amazon First Reads Program”(英語版Amazon)

【 著者・平野啓一郎コメント 】
長年夢見ていたアメリカ・デビューですが、素晴らしいかたちでそれが実現し、喜んでいます。数ある作品の中で、“A MAN”(『ある男』)が“Amazon First Reads Program”に採択され、正式発売よりも1カ月早く、英語圏の読者に読んでもらえる機会に恵まれ、大変光栄です。一人でも多くの読者に届くと嬉しいです。

【 レビュー 】
Hirano’s English-language debut, a shape-shifting psychological thriller…As back-alley gritty and entertaining as a Raymond Chandler novel, the book asks what it means to be ‘you,’ and suggests that the answer means nothing at all. Hirano’s stylish, suspenseful noir should earn him a stateside audience. —Publishers Weekly
(平野氏の英語でのデビュー作で変わり種のサイコロジカルスリラー。レイモンド・チャンドラーの小説のように、裏通りのザラザラした感覚で楽しませてくれる。この作品は「あなた」が誰かを問いかけ、その答えは全く何者でもないことを示唆する。平野氏のスタイリッシュなサスペンス調のノワールはアメリカで多くの人に読まれるだろう。—Publishers Weekly)

【 あらすじ 】
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
—「マチネの終わりに」から2年、平野啓一郎の新たなる代表作!

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。

ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。

人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

【 試し読み 】
『ある男』日本語版は、公式サイトおよびKindleにて、3章まで無料公開中です。ぜひこの機会にお楽しみください。

【 著者・平野啓一郎コメント 】
『ある男』は、今僕が感じ、考えていることが、最もよく表現出来た作品になったと思っています。例によって、「私とは何か?」という問いがあり、死生観が掘り下げられていますが、最大のテーマは愛です。それも、前作『マチネの終わりに』とは、まったく違ったアプローチで、今回はどちらかというと、城戸という主人公を通して、美よりも、人間的な〝優しさ〟の有り様を模索しました。

「ある男」とは、一体誰なのか?なぜ彼の存在が重要なのか? 是非、ゆっくりこの物語を楽しんで下さい。

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