作品
16『富士山』
発売日: 2024/10/17
あり得たかもしれない人生の中で、なぜ、この人生だったのか?
些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。
あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、
何故、今のこの人生なのか?その疑問を抱えて
生きていく私たちに、微かな光を与える傑作短篇集。
収録短篇の内容
「富士山」 ――結婚を決めた相手のことを、人はどこまで知っているのか。
「息吹」 ――かき氷屋が満席だったという、たったそれだけで、生きるか死ぬかが決まってしまうのだろうか?
「鏡と自画像」 ――すべてを終らせたいとナイフを手にしたその時、あの自画像が僕を見つめていた。
「手先が器用」 ――子どもの頃にかけられた、あの一言がなかったら。
「ストレス・リレー」 ――人から人へと感染を繰り返す「ストレス」の連鎖。それを断ち切った、一人の小さな英雄の物語。
特設サイト
書評&インタヴュー
・「AERA dot.」に平野啓一郎のインタヴュー掲載。
・「WEB本の雑誌」に高頭佐和子さんによる書評『「もしも」を考えさせられる短篇集』が掲載。
・『週刊新潮』(2024年10月24日号)に中江有里さんによる書評掲載。
・毎日新聞(2024年10月26日)に棚部秀行さんによる書評が掲載。
・日経新聞夕刊(2024年10月26日)に平野啓一郎のインタヴュー掲載。
・「好書好日」に平野啓一郎のインタヴュー掲載。
・西日本新聞オンライン版(11月1日)にインタヴュー掲載。
・夕刊フジ(11月2日)にインタヴュー掲載。
・「ダ・ヴィンチ」12月号(11月6日発売)にインタヴュー掲載。
・「群像」12月号に尾崎真理子さんによる書評が掲載。
・「新潮」1月号(12月6日発売)に、九段理江さんとの対談記事が掲載。