作品

⑬ある男
⑬ある男

『⑬ある男』

発売日: 2018/09/28

常に「現代」を直視し、その最先端で思考し続けてきた著者のデビュー20年目の到達点!

弁護士の城戸は、愛児と夫とを立て続けに失ったかつての依頼者から、死んだ夫が、実はまったくの別人だったという奇妙な相談を受ける。
調査を始めた彼は、次第に明かされる謎の男の生への共感から、自らのアイデンティティをも激しく揺さぶられてゆく。
――前作の「過去は変えられる」という主題を引き継ぎつつ、現代人の生の困難と希望を、哲学的な含蓄に富んだ、繊細な筆致で描ききって大きな感動を呼んだ。過去に翻弄された大人たち、未来を生きようとする子供たちを見つめる作者の眼差しは優しい。第4期を象徴する傑作。読売文学賞受賞。

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初出


『文學界』2018年6月号

受賞歴


読売文学賞